はいだしょうこ

画伯としてのはいだしょうこ

はいだしょうこの特筆すべき才能として、その独特の感性から描かれる絵というものがあります。仕事仲間でもある佐藤弘道は、彼女のことを「子供を黙らせる絵を描かせたら日本一」と評しています。

 

彼女の両親からも、人前で絵を見せることだけはするなと釘を刺されていたようですが、最終的には仕事でその絵を描かざるを得なくなってしまいました。「笑っていいとも」のレギュラーとして出演していた時には、2チームに分かれてあるお題にそったキャラクターのイラストを完成させていくというコーナーがあったのですが、ここで彼女の非凡なる才能が発揮されたのです。

 

彼女の描く絵の奇妙さを、視聴者は毎週楽しむことになるのです。ただ、ここにはもうひとりの強力な仲居正広という画伯も存在しており、基本的には仲居が大ボケを務め、はいだはその前の小ボケを担当しているようでした。

 

そもそも、彼女の画伯ぶりは、2006年4月28日のNHK「おかあさんといっしょ」の番組内で初めて披露されたのです。同番組のマスコットキャラクターである「スプー」の絵を絵描き歌とともに披露したのですが、出来上がったものは本来のスプーのデザインとは全くかけ離れたイラストとなってしまいました。共演者の今井ゆうぞうは、歌が終わってからはいだの絵を確認すると、堪え切れずに笑い出し、その後は、はいだ自身と共に必死に笑いをこらえることとなります。

 

このコーナーの締めくくりの進行トークをしているときには、すでに今井は彼女のことを「画伯」と呼んでおり、はいだの絵の才能はこの頃から認められたようです。

 


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